ヒューマングレードという表示をやめた理由

弊社では定義があいまいな言葉は、企業が発信する言葉として適切ではないと考えて、使用しない方針をとっております。
そのため、「ヒューマングレード』という表示は使用しないことにしました。
ヒューマングレードという表示については、いくつかの懸念や批判も提起されています。

1.明確な公的基準が存在しない。

日本では法律の抜け穴になっており、実際にはヒューマングレードでない商品でもメーカーの裁量で「ヒューマングレード」と謳えてしまい、規制や罰則もありません 。
事実、原材料の一部にしか人間が食べられる食材を使っていないにもかかわらず、あたかも全てが人間向けであるかのように表示しているケースも存在するようです。

2.人間向けの食材だから良いとは限らない。

ヒューマングレードのフードは総じて価格も高価になる傾向がありますが、消費者としては表示に惑わされず、ペットの健康にとって本当に適した食品かどうかを見極める目が求められます 。
日本でもペットフード安全法の施行(2009年)により最低限の安全基準は確保されており、ヒューマングレード表示でなくとも、適正に製造されたフードであれば生涯にわたりペットが食べ続けても安全なよう管理されています 。

オーガニックという表示をやめた理由