オーガニックという表示をやめた理由

弊社では定義があいまいな言葉は、企業が発信する言葉として適切ではないと考えて、使用しない方針をとっております。
そのため、「オーガニック」という表示は使用しないことにしました。
オーガニックについては、いくつかの懸念が指摘されています。

1. ペットフード分野での基準があいまい

「オーガニック」と聞くと、多くの方は無農薬・無化学肥料で育てられた原料とイメージされます。
しかし、これは農産物や一部の畜産物に適用される有機JAS認証などでの話であり、ペットフード全体をカバーする統一基準はありません。
たとえば、魚や海産物にはそもそも有機認証制度がなく、原材料の一部だけがオーガニック認証を受けていてもオーガニックペットフードと表示できてしまう場合があります。
つまり、「オーガニック」の文字を見ても、その商品全体が有機基準で作られているとは限らないのです。

2. オーガニックは、安全・高品質を保証する言葉ではない

オーガニック原料は、化学合成農薬や肥料を避けて育てられますが、それだけで安全や高品質が保証されるわけではありません。
栄養価は収穫時期や保存方法でも変わりますし、鮮度や加工・衛生管理のほうが健康への影響は大きい場合があります。
また、オーガニック表示はあくまで栽培や飼育方法の基準であり、最終製品としての栄養バランスや保存性、衛生状態を保証するものではありません。

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