生で召し上がる生肉ベースのペットフードに汚染が確認されました。
科学的なエビデンスに基づき、ペットに生肉はNGです。
牛豚鳥やジビエなど非加熱の商品(生肉および生肉と骨が混ざったもの)は、一般的に販売されており、多くの場合は、他の原料と一緒に加工後、冷凍して販売されていることが多いようです。
今回の調査で、国内で販売されている生で召し上がる生肉ベースのペットフード(生肉および生肉と骨が混ざったもの)の汚染状況が明らかになりました。細菌・腸球菌・大腸菌による汚染だけでなく、薬剤耐性菌のリスクも含まれています。
特定のメーカーという話ではなく、生で召し上がる生肉ベースのペットフード(生肉および生肉と骨が混ざったもの)すべての商品が汚染リスクの対象です。以前から、業界では指摘されていたことですが、明らかになりましたので、弊社では取り扱いがありませんが、食の安全に関わることですので、注意喚起させていただいております。
食品は、販売されているからといって安全とは限りません。
もしご利用でしたら、安全性をご利用のメーカーさんに確認をいただいた上で、ご判断いただく方がよろしいかと思います。
商品表示ラベルからは区別がつかないはずです。
かわいい大切な家族へは、正しい知識で食事や献立を整えてあげてください。
また、上記は、国産の話になりますが、家畜伝染病予防法により、海外メーカーは日本国内へ生で食べる生肉のペットフード(生肉および生肉と骨が混ざったもの)を持ち込むことはできません。世界的な獣医・公衆衛生の共通認識として、ペットへの生肉食は控えるべきとされており、安全確保がうたわれています。
関連情報
※フリーズドライ(凍結乾燥)は「凍結 → 真空 → 昇華乾燥 → 低温乾燥」という一連の工程を指す技術名称です。フリーズドライは生ではありません。
※フリーズドライは構造的に完全非加熱にはなりません。「非加熱フリーズドライ」という表現は科学的な意味ではなく、調理加熱をしない、高温殺菌をしないという文脈で使われるマーケティング用語と考えるのが妥当です。その場合は、HPP(高圧殺菌)等で安全面を確保しているはずです。フリーズドライに類似する製品は適切な対策なくして安全なしという点で一致しており、国内外を問わず科学的管理と制度的監視の両輪で安全性を確保していくことが重要です。
※また、本来の定義から外れる表現(非加熱フリーズドライ、低温レトルトなど)の製品などをご利用になる際には、衛生面や安全性について各メーカーへご確認いただいた上で、ご判断いただけるとよろしいかと思います。
日経BizGate
https://bizgate.nikkei.com/article/DGXZQOLM15C1T015102025000000
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